五十肩が痛すぎる!モヤモヤ血管を押してみた私、その後「四毒抜き」で腕に変化が?

からだ・セルフケア

2025年の春、私の右肩は激痛に襲われました。

病名は「肩関節周囲炎」。

いわゆる……

五十肩ですっ。

ついに来たか、五十肩。

いや、来なくていい。

今回は、私が実際に経験した五十肩の症状と、激痛の真っただ中で知った「モヤモヤ血管」、そして私が試してみたセルフケアについて書いてみたいと思います。

※この記事は私個人の体験談です。肩の痛みには五十肩以外の病気が隠れていることもあります。強い痛みがある場合や症状が続く場合は、自己判断せず医療機関に相談してください。

五十肩とは?

「五十肩」は、40代〜60代を中心に起こりやすい肩の痛みや動かしにくさのことで、医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれることがあります。

名前に「五十」とついていますが、50代だけに起こるものではありません。

40代で起これば「四十肩」と呼ばれることもありますが、基本的には同じような症状を指しています。

五十肩の主な症状

五十肩では、

  • 腕を上げると肩が痛い
  • 腕を後ろに回しにくい
  • 洋服を着たり脱いだりするのがつらい
  • 髪を結ぶ、エプロンのひもを結ぶなどの動作がしにく
  • 夜、寝ていると肩がズキズキ痛む

といった症状がみられます。

単なる「肩こり」というより、肩関節に痛みがあり、動かせる範囲が狭くなってしまうのが特徴です。

どうして五十肩になるの?

実は、五十肩が起こる原因は完全には分かっていません。

加齢などによって肩関節周辺の組織に変化が起こり、炎症や痛みが生じると考えられています。

一般的には、

痛みが強くなる時期 → 肩が動かしにくくなる時期 → 少しずつ回復していく時期

という経過をたどることがあります。

回復までには数か月以上かかることもあり、症状や期間には個人差があります。

「肩が痛い=五十肩」とは限らない

注意したいのは、肩が痛いからといって、すべてが五十肩とは限らないことです。

腱板損傷や石灰沈着性腱板炎など、別の原因でも似た症状が出ることがあります。

「この年齢だから五十肩やろ」と決めつけず、強い痛みが続く場合などは整形外科などで原因を確認してもらうことが大切です。

肩こりだと思っていたら、どんどん痛くなってきた

私の場合、ある日突然肩が痛くなったわけではありません。

もともと首こりや肩こりがあったので、

「最近、ちょっと肩こりがひどいかも?」

という程度の状態が1か月ほど続きました。

ところが、徐々に痛みが強くなっていき、ついには激痛で泣くという状態に。

腕を下ろしているときは、それほど痛くありません。

ところが腕を上げたり、ドアを押したり引いたりする動作はもう無理。

幸い右肩だけだったので、できるだけ左手を使ってなんとかしのいでいました。

五十肩の恐ろしさは「咄嗟の動作」にあった

普段は「右腕を動かしたら痛い」と分かっているので、気をつけられます。

問題は、咄嗟のとき。

人間というのは、驚いたときにはこれまでと同じ動きを反射的にしてしまうものなんですね。

物が落ちそう!

反射的に右手を出す。

激痛。

スーパーの自転車置き場でカラスが急に近づいてきた!

びっくりして右腕を上げる。

激痛。

お風呂に入ろうと足を入れたら、溶けきっていなかった入浴剤を踏んだ!

転びそうになって咄嗟に体勢を立て直す。

激痛。

もうやだ……。

痛みのレベルでいうと、私の感覚では足の小指を思いっきりぶつけたとき級。

しかも五十肩の場合、普段なら動かさないようにしている限界を、咄嗟の動作で突然突破してしまいます。

だから痛みも突然やってきます。

スーパーの自転車置き場やお風呂場で涙を流してうずくまっているおばさん。

それは私です。

着替えも仕事も、こんなに大変になるとは

肩や腕が上がらないと、着替えがめちゃくちゃ大変です。

特に困ったのが、頭からかぶるタイプのトップス。

着るのも脱ぐのも、それまでの何倍もの時間が必要になりました。

さらに困ったのが仕事です。

私はデスクワークなのですが、机の上でマウスを操作する程度に腕を上げているだけでも痛い。

とはいえ、仕事をしないわけにもいきません。

そこで編み出したのが、

太ももの上にカッターマットを置き、その上でマウスを操作する方法。

見た目はともかく、これなら右腕をあまり上げなくて済みます。キーボード入力は左手で、

こうして私は、太ももマウス方式でなんとか仕事をこなしていました。

人間、追い込まれると工夫するものです。

五十肩体操をやってみても……痛い!

なんとか少しでも良くなる方法はないものか。

ネットやYouTubeで調べ、五十肩によいと紹介されている軽い運動なども試してみました。

しかし私の場合、この時期はまだ痛みが強く、

イタタタタ……。

となるばかり。

動画の中の人のように、

「こんなに腕が上がるようになりました!」

なんてことにはなりません。

「これはもう、痛みが少し落ち着くまで大人しくするしかないのかな……」

と思っていたとき、ある言葉と出会いました。

「モヤモヤ血管」

です。

「モヤモヤ血管」という言葉を知る

気になって調べてみた私は、奥野祐次先生の『長引く痛みを治したいなら「モヤモヤ血管」を押しなさい』という本を購入しました。

そこで紹介されていたセルフケアのひとつが、

痛みのあるところを指で15秒程度押す

という、とてもシンプルなものでした。

これなら自宅でできる。

必要なのは自分の指。

追加費用、0円。

まずは試してみることにしました。

五十肩と「モヤモヤ血管」

「モヤモヤ血管」は、慢性的に痛みが続く場所などにみられる異常な細い血管(新生血管)を、分かりやすく表現した呼び方です。

五十肩(癒着性関節包炎)でも、肩関節周辺の炎症に伴って血管が増えていることが報告されています。

こうした異常な血管をターゲットにした治療として研究・実施されているのが、「経動脈的塞栓術(TAE)」や「経動脈的筋骨格塞栓術(TAME)」などと呼ばれる治療です。

どんな治療なの?

カテーテルを血管の中に入れ、痛みのある部分につながる異常な血管を確認しながら、塞栓物質を使って血流を減らす治療です。

慢性的な炎症が起きている場所では、新しくできた血管とともに神経線維が増え、それが痛みに関係している可能性があると考えられています。

そこで異常な血管への血流を減らし、痛みを軽減することを目的とします。

初めてこの仕組みを知った私。

身体に炎症が起きる → そこに血管が増える → それが痛みに関係することがある。

……なんでそんなことになってるん?

人体、難しすぎる。

なお、五十肩に対するこうした治療では痛みや可動域の改善を報告した研究がありますが、比較的新しい治療法であり、効果や適切な治療対象などについては、さらに研究が必要とされています。

治療を検討する場合は、費用や保険適用の有無も含め、実際に治療を行っている医療機関で確認する必要があります。

まずは「0円コース」を試してみた

本を読んで、

「カテーテル治療という方法もあるのか……」

と思いつつ、まず私が選んだのは自宅でできるセルフケアでした。

つまり、

痛いところを押す0円コース。

本を参考に、痛みのあるところを1か所につき約15秒。

強さは「やや痛い」と感じる程度にして、1日3回ほど続けてみました。

初日は、特に変化なし。

ところが1週間ほど続けたころ、

「あれ? ちょっとマシになってない?」

と感じるようになりました。

もちろん「痛くなくなった!」というレベルではありません。

私の感覚では、

「死ぬほど痛い」から「めちゃくちゃ痛い」へ。

……まだ十分痛いやん。

とはいえ、自分では明らかに変化を感じました。

そこで、そのまま毎日続けてみることにしました。

1か月ほど続けたころ、激痛が起こらなくなった

痛いところを押すセルフケアを1日3回ほど続けて約1か月。

相変わらず腕は十分には上がりません。

ところが、あれほど私を泣かせていた突然の激痛が起こらなくなってきました。

腕は上がらない。

でも、泣くほど痛くない。

私にとってこれはものすごく大きな変化でした。

「峠は越えたかも」

そう感じられるようになり、その後はセルフケアをしなくても大丈夫な日が増えていきました。

「押したから治った」とは言い切れない

ここは大切なので、書いておきたいと思います。

私自身は、このセルフケアを始めてから痛みが軽くなっていくのを実感しました。

ただし、五十肩はもともと時間の経過とともに、強い痛みが出る時期から肩が動かしにくい時期、そして回復していく時期へと変化していくことがあります。

そのため、私の痛みが軽くなったのがセルフケアによるものなのか、五十肩そのものの自然な経過だったのかは分かりません。

あくまで、

「私の場合は、この方法を試していた時期にこういう変化があった」

という一個人の体験談として読んでいただければと思います。

それでも、スーパーの自転車置き場でカラスに驚いてうずくまり、お風呂場では入浴剤を踏んで泣き、仕事中は太ももの上でマウスを操作していた私にとって、

「激痛で泣かなくなった」

というだけで、本当にありがたいことでした。

激痛はなくなった。でも腕は上がらない

痛いところを押すセルフケアを続けているうちに、あれほど私を泣かせていた激痛は少しずつ起こらなくなっていきました。

これは本当にありがたかった。

カラスが来ても、入浴剤を踏んでも、もう泣かなくていい。

……いや、入浴剤はちゃんと溶かそう。

ただし、ひとつ大きな問題が残っていました。

腕が上がらない。

激痛の時期は越えたものの、右肩の動く範囲はなかなか元には戻りませんでした。

「痛みはマシになったし、あとは時間をかけて戻っていくのかな」

そんなふうに思いながら過ごしていました。

その後、私は「四毒抜き」を始めた

そんな時期に、私は五十肩とは別のきっかけから「四毒抜き」と呼ばれる食事法を始めました。

四毒抜きとは、提唱者が「四毒」と呼んでいる、

小麦・植物油・乳製品・甘いもの

を控える食事法です。

ここで先に書いておきますが、私は五十肩を治すために四毒抜きを始めたわけではありません。

ところが、四毒抜きを始めてしばらくしてから、ある変化に気づきました。

あれ? 右腕、前より上がってない?

そこから少しずつ肩の動く範囲が広がり、あれほど上がらなかった右腕が上がるようになっていきました。

四毒抜きで五十肩が治ったの?

ここは、私自身もとても興味があるところです。

ただ、結論からいうと、

「四毒抜きをしたから五十肩が改善した」とは言い切れません。

五十肩は、痛みが強い時期、肩が動かしにくい時期を経て、時間とともに可動域が回復していくことがあります。

つまり私の場合、四毒抜きを始めた時期と、もともとの五十肩が回復する時期がたまたま重なった可能性もあります。

一方で、私自身の経過だけをそのまま書くなら、

2025年2〜3月頃 首こりがひどいと感じる

2025年3〜5月 激痛期

2025年5〜6月 モヤモヤ血管を知る → 押すセルフケアを試す

2025年7月頃 激痛がおさまる しかし腕は上がらない

2025年10月 四毒抜きを始める

2026年2月より痛みがマシに、可動域が改善し始めたことに気づく

2026年 夏 全快ではないものの、9割近く右手を上げられるようになった

私の場合、このような経過をたどりましたが、セルフケアや四毒抜きが改善の原因だったのか、五十肩の自然な回復過程だったのかは分かりません。

だから私としては、

「四毒抜きのおかげだったのかな?」

という気持ちがあるのも事実です。

でも、それを医学的な因果関係として証明することはできません。

この記事ではあくまで、私の身体に実際に起きた変化と、そのとき何をしていたのかを体験談として記録しておきたいと思います。

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